【奨学金について】繰り上げ返済をすると、手取り額で高卒に負けます

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繰り上げ返済は、20代の時間とのトレードオフである

みやっち@MiYAcCHi___2019です。

今回は、奨学金の繰り上げ返済についての

話をしたいと思います。

この繰り上げ返済に関しては

賛否両論ありますが

あくまで、奨学金多重債務者の見解です。

奨学金を月に8万円以上借りてた人は絶対読んで!

まず個人的な見解の結論として

奨学金を8万円/月を4年間

借りていた方は

平均的な大卒初任給の会社だと

高卒の人の手取りに負けてしまうので

繰り上げ返済はおススメしません。

さらに言うと

奨学金の借入総額が300万円の人も

繰り上げ返済を行うと

高卒初任給と比べて

約2,000円手取りで負けてしまいます。

※勘違いしてほしくないのですが、

高卒の方を見下しているということではないです。

大卒と高卒の平均給料から読み解く

まずは、大卒と高卒の平均初任給

見比べます。

高卒
総支給額:179,000円
控除額(税金など):29,010円
手取り額:149,990円
大卒
総支給額:206,000円
控除額(税金など):32,768円
手取り額:173,232円
上記の手取り差額:23,242円

これは、平均的な大卒・高卒の初任給の差額です。

参考:平成29年賃金構造基本統計調査より

例:第二種奨学金を 10万円/月 借りていた場合の返済

分かりやすい金額として

10万円/月 の借入を4年間行い

返済を2019年卒の固定金利(0.33%/年)

だったと仮定します。

普通の返済の場合

奨学金 返済 シュミレーション

こちらだと、20年間で約2万円/月

の返済で、利息は約16万円です。

(1年あたりで割り出すと8,040円)

繰り上げ返済をした場合

奨学金 繰り上げ返済 シュミレーション

次に、半分の10年で返済を行った

場合ですが

10年間で約4万円/月

の返済で、利息は約8万円です。

(1年あたりで割り出すと8,028円)

 

参考:知るぽると

人生を豊かにするために大学に通って就職したんじゃないの?

上記のように、20代のころから繰り上げ返済を

してしまうと、高卒の方の収入より下がってします。

本来、大学で学んだ経験を活かして

自分の生活を、より豊かにするはずなのに…

大学に通ったことによって

人生が不幸になるなんて…

それでは本末転倒です!

奨学金を借りて行かなければよかった…

「そんなんだったら奨学金借りなきゃよかった!」

と思っているそこのあなた!

確かに金額だけを見るとそうですが

大卒になるメリットもありますよ!

そもそも大学を卒業するメリットとは?

私が思うメリットは3つです。

・大卒という肩書が得られる

これは、大卒という肩書があることで

受験できる資格試験があるということです。

試験としては
・国家公務員の専門職
・社会保険労務士
・税理士
・医療系資格
(医師、薬剤師、歯科医師)
・建築士
など様々あり、将来の人生転換の際
大卒であることで幅が広がることに
つながる可能性があります。
・大人になる準備期間を得られる
これは『モラトリアム期間』
と呼ばれております。
この期間は大学生活を通して
なりたい自分に向けて努力を
することで
今後の人生を有意義にしてくれる
期間のなります。
※個人的には、大学生活を
『人生の夏休み』
ととらえ、よく遊びよく学んで下さい!
というアドバイスを後輩にはしています。
・大卒での就職における新卒カードが使える
これは、この3点の中で
一番伝えたいことです!
日本の就職においては
『大卒がもつ新卒カード』
はプレミアムチケットだと感じてます。
(オーキド博士からもらう
最初のポケモンくらい大切です!)
このカードの切り方次第で
今後自分がどのような人生を
歩むか、ある程度決まってしまうのでは
と感じるほど大きい存在です。

話を元に戻すと…

今回は、奨学金の繰り上げ返済について

お話しさせていただきました。

 

私の考えとしては

借金をして学ぶ時間を買ったのだから

大学を卒業した際には

あなた自身、人間としての

プレミアム価値がついています。

 

その自信を持ってさえいれば

奨学金の返済に関しても

少しは気が楽になりませんか?

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